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今回は任天堂についてご紹介します。
事業内容
任天堂は家庭用ゲーム機とゲームソフトの開発、製造、販売をおこなっています。
主なシリーズを挙げると、マリオ、ゼルダ、カービィ、スプラトゥーン、ポケモンなどがあります。
ゲームキューブ、DS、Wii、Swichなど、独自のハードを作っており、任天堂のゲームは専用のハード以外ではプレイできません。
任天堂の収益はハードの収益とソフトの収益がメインです。
2022年のデータで、ソフトの国内販売本数が4579万本に対して、欧米合わせた本数は1億4998万本です。
海外売上の割合が高いので円安になると業績も伸びることになります。
2023年10月から11月現在にかけて、任天堂の株価が6000円から7000円まで上昇していますが、ドル円が151円と、過去10年間で最高値になっていることも一因です。
強みは圧倒的なブランド力
任天堂のゲームは内容がユニークなものが多いです。
例えばスプラトゥーンですが、ただ銃で撃ち合うゲームならたくさん存在していますが、銃で撃ち合いながら、フィールドにインクをばらまいて自チームの色に染めていくゲームはスプラトゥーンしかありません。
勝利条件は敵を倒すことではなく、より多くの面積を自チームの色にすることなので戦略性が生まれます。
他には、マリオカートですが、車でレースするゲームはたくさんありますが、亀やバナナをぶつけ合ってお互いに妨害できるレースゲームはマリオカートしかありません。
任天堂には上記の様なユニークなゲームがたくさんありますし、ユニークでありながら受け入れられるゲームを生み出す開発力があります。
任天堂のゲームをプレイしたいと思ったときに他のゲームで代替できないというのは大きな強みです。
2つ目の強みはキャラクターです。
任天堂のキャラクターは世界中の人に愛されています。
スーパーマリオブラザーズムービーが世界中でヒットしたことがそれを証明しています。
幼少期からマリオやカービィなど、任天堂のゲームに慣れ親しんできた方は多いと思いますが、実は世界中の人が日本人である私達と同じように、任天堂のキャラクターを「子供の頃の思い出」と一緒に認知しています。
私は留学していたので海外の友達がいるのですが、マリオムービーが公開されると、ほとんどの友達が昔プレイしたゲームとその頃の思い出をインスタのストーリーズに載せていました。
また、ポケモンセンターやUSJマリオランド、カービィカフェのような実店舗にも顧客が殺到しているしていることからもその人気がわかります。
愛されるキャラクターを任天堂はたくさん生み出してきましたし、新しく生み出す開発力も持っています。
唯一無二のゲーム性と愛されるキャラクターの2つが任天堂の大きな強みです。
任天堂は日本のディズニー
ゲーム事業としてだけでなく、キャラクタービジネスとしても成功しているから、任天堂にはディズニーやピクサーのような要素もあると感じます。
キャラクターの権利をIPと言いますが、IPビジネスというのは、コストがほとんどかからないため、非常に利益率が高くなります。
また、コラボする企業が増えていけばそれだけ利益も積み上がって行きますし、長期的に安定した収益を見込めます。
ネットフリックスや月極駐車場のような、契約すればその期間は一定の収入を見込めるようなビジネスモデルをストック型ビジネスと言いますが、IPビジネスもストック型に近いものがあります。
任天堂が他社とコラボしたら、そこから生まれた売上のの一定の割合を任天堂は受け取ります。
実際に、パズドラ×マリオだったり、USJ×マリオのようなコラボが行われています。
長期的なコラボが増えていけばストック型のように長期的に安定した収益を見込めるようになります。
任天堂は、ブランド力強化と任天堂IPにふれる人口の拡大を経営方針にしており、自社の強みををしっかり把握した経営を行っていると感じます。
財務状況
任天堂の10年間の決算をまとめました。
| 年 | 売上 | 営業利益 | 営利成長率 | 営業利益率 | EPS | 自己資本比率 | ROE |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2014 | 571,726 | -46,425 | 21.57 | -8.12 | -18.359 | 85.6 | -2 |
| 2015 | 549,780 | 24,770 | 287.42 | 4.51 | 35.349 | 86.3 | 3.7 |
| 2016 | 504,459 | 32,881 | 24.67 | 6.52 | 13.74 | 89.5 | 1.4 |
| 2017 | 489,095 | 29,362 | -11.98 | 6.00 | 85.387 | 85.2 | 8.5 |
| 2018 | 1,055,682 | 177,557 | 83.46 | 16.82 | 116.23 | 80.7 | 10.9 |
| 2019 | 1,200,560 | 249,701 | 28.89 | 20.80 | 161.55 | 83.4 | 14.2 |
| 2020 | 1,308,519 | 352,370 | 29.14 | 26.93 | 217.12 | 79.7 | 17.5 |
| 2021 | 1,758,910 | 640,634 | 45.00 | 36.42 | 403.26 | 76.6 | 28.1 |
| 2022 | 1,695,344 | 592,760 | -8.08 | 34.96 | 404.67 | 77.7 | 24.2 |
| 2023 | 1,601,677 | 504,375 | -17.52 | 31.49 | 371.41 | 79.4 | 20 |
営業利益率
まず営業利益率ですが、10年間の平均が17.63%となっています。
2014年からは3DS、WiiUが伸び悩んだことや円高が進んだことによって業績が悪化していますが、ここ数年は30%を超えており、非常に高い水準です。
10年間の平均で、スクウェア・エニックスは12.03%、カプコンは23.66%です。
利益率だけで見るとカプコンのほうがいいですが、業界の中では任天堂は比較的高い利益率です。
営業利益率は売上に対する営業利益の割合。高いほど経費を抑えて売上を上げていることになる。
営業利益 = 営業利益 ÷ 売上 × 100
ROE
ROEの10年間の平均は12.65%となっています。
スクエニが11.14%、カプコンが14.5%となっています。
ROEは自己資本に対する純利益の割合。高いほど自己資本を効率よく使えていることになる。
ROE = 純利益 ÷ 自己資本 × 100
自己資本比率
自己資本比率は80%前後を維持しており非常に高い水準です。
自己資本比率とは、総資産に対する自己資本の割合。高いほど倒産しにくい。
50%前後あれば安定していると考えられる。
自己資本 = 総資産 ÷ 自己資本 × 100
個人的な見解
あくまで私の考えであり投資を推奨するものではございません。
私自身ゲーマーなので非常に多くのゲームをプレイしてきましたが、任天堂のゲームは他社のものと比べて非常にユニークであると感じています。
任天堂のゲームをプレイしたくなったら他社のゲームでは代替できませんし、ハードも専用のものを買わなければいけません。
PlaystationやXboxのゲームはPCでもできるのでハードを買いませんが、任天堂の新ハードだけは毎回購入しています。
ハードを買ってでもプレイしたいと思わせるようなゲームが揃っており、期待を裏切らないゲーム体験を提供してくれます。
円安やSwitchの好調もありますが、財務状況はいいと思います。
ユニークなゲーム性とブランド力で今後も長期的に成長していく企業ではないかと考えております。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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