モノタロウのサービスの本質は業務の効率化にある【個別株投資】

企業分析

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今回は、間接材通販の分野で唯一無二の地位を誇る企業MonotaROについてご紹介します.

強みは豊富な品ぞろえと利便性

モノタロウは現場での業務に必要な物を取り扱う通販サイトです.

取り扱う商品は、建築用品、自動車用品、物流・梱包用品、オフィス用品など多岐にわたります.

モノタロウがターゲットとしている顧客は間接材を必要としている企業や個人です.

間接材とは、品やサービスを製造するために直接的には必要でないものの、その周辺業務において必要となる資源を意味します。保護具やネジ、ボルトなどの部品、カラーコーン、パイプ椅子のようなものを指します.

間接材はその用途や品数が多く、仕入先がバラバラになり管理が複雑になりがちです.

また、在庫数が曖昧になり、正確にコストを測るのが難しいです.

モノタロウを利用すれば、その品数の多さから仕入先を減らすことができます.

本来、業務に必要なものがあれば、商社などと取引をし、価格交渉、納品管理、起票などを行う必要がありますが、モノタロウはアマゾンのような他の通販サイトと同じように利用できるので、購入に至るまでの手間が少なくなります.

必要なものがニッチな商品であるときに様々な店舗を探し回ったり問い合わせたりする手間も省けます.

取り扱う商品もそのニーズに合わせており、ニッチな商品、必要ではあるものの普段から使うものでは無いために手に入れにくい商品を多く揃えています.

更に、大ロットで仕入れる必要がなく、一個から注文できるため、個人や中小企業にとって使いやすいサービスとなっています.

現場を支えるネットストアというブランディング

ECサイトというのは、顧客に認知してもらうことが最重要課題となります.

日用品や家電で欲しい物があればアマゾン、衣服であればZOZOTOWN、中古でよければメルカリというように〇〇といえばこのサイトと思われるようにブランディングしていく必要があります.

モノタロウは、テレビCMや広告で現場の味方というイメージを持たせるようなブランディングをしており、ネット上のホームセンターのような存在としてうまく消費者に認知させることができています.

業務で必要なものがあれば、とりあえずモノタロウで探すという顧客の流れを生むことによって固定客が増え、それが売上に直結します.

売上が右肩上がりに上がっていることからもモノタロウのブランディングは成功しており、ファンが増えていると考えることができます.

競合について

モノタロウの競合の1つとして、従来型の対面で販売を行う商社が挙げられます.

対面で取引を行う商社は顧客の製造工場や現場の状況を把握できるので、顧客ひとりひとりにあった提案ができるという強みがあります.

そのため、専門的な工具や道具のような商品は提案力の強い商社に軍配があがります.

汎用的なビスや作業工具のような、購入のときにそこまでこだわる必要のない商品を取り扱っていた商社はモノタロウの出現によって業績が低迷しており、提案力の強い商社は逆に業績を挙げています.

今後は、汎用的なものはモノタロウ、専門的なものは商社からというように需要が別れていくのでは無いでしょうか.

財務状況

売上営業利益営業利益率EPS自己資本比率ROE
201334,5563,88511.2437.7150.235.9
201444,9374,3239.6241.5951.231
201557,5637,08712.3136.0443.740.9
201669,6479,49313.6351.4646.843
201788,34711,83713.4034.1153.842.2
2018109,55313,79012.5938.3258.336.1
2019131,46315,83912.0544.2362.133
2020157,33719,60712.4655.4457.532.9
2021189,73124,12912.7235.3361.933.1
2022225,97026,21311.6037.5564.528.4
単位は百万円,割合を示す項目は%,EPSの単位は円

営業利益率

10年間の平均営業利益率は12.16となっています.

同業他社のアスクルは2.4%ですので非常に高い水準であるといえます.

営業利益率は売上に対する営業利益の割合。高いほど経費を抑えて売上を上げていることになる。

営業利益 = 営業利益 ÷ 売上 × 100

ROE

ROEの平均は35.65と非常に高い水準です.

高いROEを維持している最大の理由は、店舗を必要としないためそのための費用がかからないということです.

もう一つの理由は、間接材という仕入れ金額が少ない割に仕入れるのに手間がかかる商品を扱うことで、顧客の業務の負担を減らすという付加価値をつけていることです.

これにより、少ない投資で大きな利益を得ることを実現しています.

ROEは自己資本に対する純利益の割合。高いほど自己資本を効率よく使えていることになる。

ROE = 純利益 ÷ 自己資本 × 100

自己資本比率

自己資本比率は常に50%前後で推移しており安定しています.

自己資本比率とは、総資産に対する自己資本の割合。高いほど倒産しにくい。

50%前後あれば安定していると考えられる。

自己資本 = 総資産 ÷ 自己資本 × 100

個人的な見解

あくまで私の考えであり投資を推奨するものではございません。

まとめると、モノタロウが提供するサービスの本質は、顧客の間接材仕入れの手間を軽減し業務を効率化させるという所にあります.

その特徴を強化するために、簡単に購入できるようなサイトにしていたり、ニッチな商品の取り扱いを増やすことで自社の付加価値を高めています.

モノタロウは、原材料以外の商品はなんでも取り扱うという方針であり、売上の増加とともに取り扱う商品を増やし、ターゲット顧客を拡大する、それにより更に売上が増加する、というように成長してきました.

成長のループが出来ており、また、低コストな運営が出来ているので今後も順調に成長していくのでは無いでしょうか.

最後まで読んでいただきありがとうございました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

私はビジネスモデルや財務状況を読み解くことで企業価値が増大していく企業を探しています。

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